マウンテンバイクと生涯一キツかった思い出
僕の主な移動手段は、マウンテンバイク(MTB)だ。
車もあるが、よほど遠い場所で無い限り、MTBを使う。
その僕のMTBなのだが、写真の通り今はスリックタイヤ
を履いている。
なぜ?そのエピソードについて今から書こうと思う。
※ここんとこサボってたので、今日は気合入れて
書くぞ!
昨年の春まで、多摩ピクニックランドで開催されるアミノバイタルカップ
というレースに年に4~5回出場していた。
2hでコースの周回数を競うレースで、10位以内を目標にしていたの
だが、2戦連続で11位。なんかもういいや...
モチベーションがダウンしていたところに、レース仲間のヒロが、
“なんかスゴそうなレースがあるんだけど出ない?”と切り出した。
やったろうやんけー!僕のFightingSpiritに再び火が灯った。
フルマラソンを2回走っている僕にとっては、チャリでの42kmはハッキリ
言って楽勝だと思っていた。その時までは...
朝早くからのレースということで、前日は蓼科高原にある会社の保養所
に泊まった。そしてレース当日、念のため早めに出発、余裕をもって会場
に着いた。なんか閑散としている。んっ?どこでレースがあるの?
まさか!?場所がちゃうやんけーー!?
そう、僕らは間違えて富士見高原に来てしまっていたのだ。なんかイヤな
予感。とりあえず僕らは富士見パノラマへカッ飛んだ。
なんとか10分前に会場に到着。ギリギリでオリエンテーションも聞けず、
コースもルールも何も分からないままスタートの時を迎えてしまった。
小雨が降っていて涼しげだったが、走れば暑くなるだろうと、薄手の長袖
シャツ+スパッツで走ることにした。しかし、この選択(ミス)が後々地獄を
もたらすとは、その時は予想すらしなかった。
レーススタート。
ゆるやかな下り&上りの後、ダート道へ。そして徐々に上り坂の角度が
上がっていく。
なんかキツイぞ。10km地点通過。まだ上るのか?腰が痛い。ヒロと抜き
つ抜かれつ。その度に“次の周で俺リタイヤするわ”と言い合っていたの
だが、いつまで経っても上りっぱなし。その時気付いた。
“もしかして42kmワンウェイ!?”
まじ勘弁してくれー。結局20km上りっぱなしだった。
ようやく上り坂地獄が終わった。しかしすかさず次の地獄が待ち受けて
いた。それはバーチバのギャグも比べ物にならないくらいの極寒地獄。
“さみーよー”
もはやそれ以外の言葉はでなかった。それもそのはず、5月に標高
3,000m付近にいるのだ。それに薄着が拍車をかける。
“なんでこんなレースに参加してもうたんやろう”
よぎるのは後悔の念ばかり。頂上付近で10km周遊し、身も心も凍結寸前。
指も動かず、ブレーキ&ギアチェンジは手の平でやらざるを得ない状態。
“満身創痍”とはこういう状態のことをいうのだろう。
そしてようやく下り坂へ。しかしここでも新たな試練が。
超bumpyな急斜面を、踏ん張りながら下らなければならないが、かじかん
だ手にはもはや余力はなく、腕全体のでブレーキを掛けなければならない
厳しい状態。
しかも途中でサスペンションが壊れ、衝撃がもろに手首にくる。
※このせいで昨シーズンはバットをまともに振れず、最低の
打率を叩き出してしまうことになる。
詳細は3/27の日記にて。
約8kmのダウンヒルコースをなんとか切り抜け、やっと麓に下りてきた。
“あったけーよー”
やっと終わったよー、と思いきや、なんでやねーーーーんっ!!!
待っていたのは更なる上り坂。足はつりまくり、握力もゼロ。口から出る
のは“キツイ”の3文字のみ。しかしなんとか根性でクリア。
そしてついに恋焦がれたゴールが!
結局3h50mでフィニッシュ。ダウンヒルで30人くらいに抜かれたので、
ほとんどビリッケツかと思っていたのだが、なんと1/3以内に入っていた。
しかし、オリエンテーションを聞けなかった僕は、誤った場所(シューズ)に
IDバッヂを付けてたため正式な記録には記されず。切ない...
まぁいいよ、生きてゴールできただけで幸せだよ。
しかしキツかったー。
でも満身創痍なのは僕の肉体だけではなかった。MTBも悲鳴を上げて
いた。サスは壊れ、ブレーキはゆるゆるに。
そしてタイヤは...ブリスターできまくりだよー
というわけですっかり話は長くなってしまったが、MTBにスリックタイヤ
を履くというマヌケな状態に。
明日も野球場まで運んでくだされ。
これからもよろしくね!シュインちゃん!!
☆今日のPS:
“アントン猪木復活!”
くりーむしちゅーのアスリート番組にいきなり登場。
驚いた&うれしかった。
そして亀田に闘魂注入ビンタ炸裂。
長嶋茂雄に匹敵するカリスマ性。
猪木が笑えば世界が笑う。気持ちいいとこ一発やらしてください。
“イーチ、ニー、サーン、エッ ダーーっ!!”
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