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2011年8月 3日 (水)

7/18の事故のこと

7/18の21:47頃、中原街道をチャリで走行中、石川台付近のコンビニ前に路駐していた車のドアがいきなり勢いよく開き、あまりに絶妙なタイミングだったため、止まることも避けることもできず追突した。

目撃された方の話によると、自分の体は空中で一回転したらしい。

とりあえず体が動いたので、後方から車が来ていないのを確認し(これが幸いだった)、壊れたチャリを歩道まで運び(これも自分でやった)、面倒なことになったという感じで謝りもせずに突っ立っている運転手に一言物申してやろうと近づこうとしたとき、左手と右肩にかなりの痛みがあることを確認。

それでもそのときは、これくらい大丈夫!と思ったが、コンビニ前にいた女性から、「頭から血が出てますよ」と言われ、救急車を呼んでもらうことに。

その間も加害者の運転手は何もせず。
今思い出しても怒りが込み上げてくる。

救急車の中で身体チェックと応急措置をうけたが、左手中指は裂傷で骨まで達しており、右肩は外側の骨が浮いている状態だった。

病院でレントゲンを撮ると、右鎖骨が骨折して浮いた状態になっていた。
これまで野球やスキーでどんな激しい転び方をしても折れなかった骨格に絶対の自信を持っていたので、衝撃の強さを痛感するとともにショックだった。

左手中指も6針縫った。
水洗いと麻酔注射は激痛だった。

翌朝整形外科で診てもらうと、右鎖骨遠位端骨折、プレートとボルトで固定する手術が必要で、全治3ヶ月と診断された。
8/20のお店オープンに向けて邁進する日々を過ごしていたので、率直に相当落ち込み、途方に暮れる気持ちだった。

一方で、すでにお店の工事はすでにスタートしていたため、とにかく前進しようとなんとか奮起。
事故報告書確認のため警察署に行き、夕方から現場で打ち合わせ、夜はバイトスタッフの面談を行った。

ここで一旦冷静になって、現状の整理と課題の洗い出しをするステップを設けることに。

一番心配だったのが融資の件。
ただでさえこの不況のご時世と原発トラブルに起因する飲食業アウェイの状況なのに、今回の事故で完全にNGになってしまう可能性もある。
また、オープンが2ヶ月延びるとなると、その間に発生する固定コスト(ケガの治療費含め)をなんとかしなければならない。

事故発生の際、こちらは交通法規を遵守して走行しており、またネット上で色々と調べ過去の判例を見ても、自動二輪車に対する自動車のドア開放事故についての基本過失割合は10:90(自転車では-10の0:100)とある。
なので、今回の事故のまつわる一切の費用は短期長期含め加害者側(実際には保険会社)に負担してもらうべきものと考え、自分の中でペンディング事項をまとめた上で、警察署でもらった加害者の連絡先にTELを入れた。

固定電話の番号しか記載されていなかったので嫌な予感がしたが、案の定誰も出ない。
何度もかけてようやく出たのは、加害者の父親だった。
とにかく早く保険会社と話をしたかったので、担当者に連絡して自分あてに電話を欲しい旨を伝えると、「保険会社の連絡先を言うからそちらから連絡して欲しい。それが一般的な流れ」とのとんでもない発言が返ってきた。怒りを通り越してあきれた。

あとで保険会社の担当者に聞いたのだが、今回の事故の窓口は父親になっているとのことだった。
30代後半のいい大人が、自分の責任をなんと心得ているのか?!と思った。
もしかしたらなにかしらの事情があるのかもしれないが、被害者であるこちらには関係のないことで、聞いてもまったく意味のないことである。

後日保険会社経由で、入院後に謝罪訪問したい旨の連絡があったが、常識を逸脱した誠意のかけらもない対応をされたことから、本気で謝る気もない人間と会っても怒りが増長するだけ、と判断しキッパリと断った。
自分の中でターゲットはすでに加害者代理人である保険会社に移ってしまっていたというのもある。

向こうは専門家、こっちは素人。
裁判を見ていてもよくあることだが、被害者の方がさらにかわいそうな目に合うケースをよくみる。

自分はそんな理不尽には絶対に屈しないし許さない。
粗捜しをしてこじつけて過失割合0:10以外で提示してきた日には、裁判まで行ったとしても断固として闘う。

全治3ヶ月間で発生するお店のコスト、迷惑料、それ以降も発生する治療費、その他直接的間接的に発生する費用、すべて出してもらう。

気持ちとお金は別次元で考えなければならない。
そして加害者には両方とも満たす義務がある。
自分は理不尽な要求をするつもりは毛頭ない。
ただ正統な主張をし、それを通すだけだ。

被害者である自分は、ケガと闘いながら保険会社とも交渉しなければならない。
一方で加害者は代理人である保険会社を盾に普通の生活を送っていることだろう。

何かおかしくないか?
このシステムに理不尽さと憤りを感じずにはいられない。

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