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2011年3月20日 (日)

帰郷

今週は16日のHFマイスター試験以外すべての予定がキャンセルに。

幸か不幸か今は会社に通う義務もなく、余震やら原発事故やらで勉強に集中できず、一時的に田舎に帰ることにした。
2010年は一度も帰郷せず、この年末年始は大雪で墓参りができなかったので、ちょうどいいかなと。

余震はさておき、放射能は正直怖い。
なにせ目に見えないし、自分でその場で危険を察知し迅速に対応する、ということができないから。

テレビは完全には信用できないので、ネットで色々と調べて、自分なりに状況はある程度把握できたつもり。
放射能レベルも現状はまったく問題なし、という認識も持っている。

レベルが一時的に多少上がろうが下がろうが、それは問題ではない。
要は、トラブルが起きている4つの原子炉の電力を回復させ、かつ冷却システムを復旧しないことには安心は訪れない、ということ。

そんな中、政府の対応と報告内容にはとても不信感が募る。
一刻を争うなのに、スピーディさにも欠ける。というか遅すぎ。
事故発生後もっと早く対応してれば、ここまでひどい状況にはなっていなかったのではないのか?
それが心の不安を大きくしている。

さらに18日付けの某ネットニュースの記事によると、ヒラリー国務長官が「日本の情報が混乱していて信用できない」と激怒しているとのこと。
今アメリカに撤退されたら、解決はさらに遠のいてしまう。

この不安が取り越し苦労になることを祈りたい。
そして前回の記事でも書いたけど、危険と隣り合わせの現場で復旧にあたってくれている東電・自衛隊・消防隊の方々に感謝と祈りを送りたい。

僕の田舎には3つの原発がある。
しかも半径25〜30km圏内に原子炉が14機も。
今回の件を受けて早速県知事が、標高30m地点にバックアップ電源装置を増設することの嘆願書を国に提出したようだが、いずれにせよ大事故が発生したらアウトだ。

そういう環境に実家があることもあり、また被災経験があるだけに、今回の件は他人事とは思えない。
そしていつ何時起きるか分からない。
血のつながったかけがえのない家族は自分にとってはとても大切。
あのときああしておけば、とか、ああ接しておけば、とか、悔いの残らないようにないように生きていこう。

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