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2007年6月 3日 (日)

「機動戦士ガンダム0083」

Gundam0083_070603_2 かの有名な「初代ガンダム」1年戦争終結から3年後のお話で、軍事政権ティターンズ誕生のキッカケが描かれている「Ζガンダム」に繋がる貴重な作品が、この「機動戦士ガンダム0083」

実際に見てみると、“ニュータイプ” の要素もなく、味気ない感じで物語は進んでいく。
しかし、中盤過ぎから戦争の悲しみが如実に描かれていて、結果的にはけっこう楽しめる内容だった。

ちょっと観点は変わるけど、僕が一番心が動いたのは恋心が絡む最終話。
主人公のコウ・ウラキと恋人関係に発展していたアナハイムのニナ・パープルトンが、最後の最後に3年に別れた恋人でジオンの宿敵バトーに走ってしまったシーン。
見たことがある人にしか分からないだろうけど、この瞬間の彼の気持ちを考えると、とても痛ましい。

Gundam0083_070603 Gundam0083_070603_3 Gundam0083_070603_4
(C)創通エージェンシー・サンライズ

ここまではいい。納得できなかったのは、戦争が終結してコウとニナが再び奇跡の再会を果たしたときの二人の反応。
ニナはなぜに一言の謝罪の言葉もなく、コウに向かって行けたのだろうか?
コウはなぜにそんなニナをすぐさま笑顔で受け入れられたのだろうか?
複雑な心理状況だったはずの二人のこの反応に、僕はどうしても共感できない。

これと連想的に思い出してしまうのが「パールハーバー」での1シーン。
イヴリンがレイフに対して発したこのフレーズ。
 “私はダニーと結婚するけど、あなたを一生愛し続けます”
愛する相手にこんな言葉を言われた男は、その先どうすればいい?
本当に愛する人のことを考えているなら、こういう身勝手は言葉は言ってはいけないと思うのだが。

タイトルとはかけ離れた内容になってしまったけど、なんか納得が行かなくてこういう展開になってしまった。
こんな風に感じるのは、自分がまだまだ未熟だということなのか?
そうだとしたら、幸せまでの道のりは長いな。

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