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2006年5月14日 (日)

K-1WGP Amsterdam 観戦記:サップ逃走で “がっかりだよーっ!!”

今日のアムステルダム大会、ここ数年で最も豪華なマッチメイクの数々が
組まれていたので、ムチャクチャ楽しみにしていた。なのに...
“なんでやねーんっ!”
批判をするのは好きではない。が、今日はあまりにもムカつき過ぎた。
創世記から見守ってきた大好きなK-1だからこそ、今日は大沢親分となって
“喝” を入れたいと思う。

まずはアレクセイ・イグナショフ。僕を含め彼に期待を寄せる日本のファン
は多いはず。だがここ数年裏切られっぱなしだ。
ハッキリ言ってスタミナが無さ過ぎ。こんな中途半端な状態で出てきてWGP
を制そうなんて、100%無理。
今日も予選トーナメント準決勝で、格下相手にカウンター狙いの消極的な
試合を展開し判定負け。
ほんとやる気あんのか?!お前はもう出てこんでよい。

レミー・ボンヤスキー。運が良かったとはいえ、仮にもWGEを2度制した覇者
である。それが何だ?今日の試合は?!番長ジェロム・レ・バンナにビビリ
っぱなしで、まったく自分から仕掛けない。
ここはどこだ?そうオランダ、お前の地元だろ?この地でこんな試合をして
恥ずかしくないのか?!
しかもあの内容でなんで判定勝ちやねーん!バンナも呆れ顔。
ジャッジにも“喝”だ!

そしてボブ・サップ。突然のカード変更でなんかキナ臭いなーと思ったら、
やっぱり逃げ出していた。 ※詳細はこちら
サップは実はK-1の創始者である石井館長が発掘してきた人材。
日本デビュー戦は、2002年4月PRIDE20の山本戦だった。この日は、
ミルコvsシウバがメインイベントで、僕は横浜アリーナで生で見ていた。
第一試合、強烈なVTRが大画面に流れた。その吠えまくる様についた当時
のニックネームは “暗黒肉弾魔人”。所詮は体がデカイだけの一発屋だと
思っていた。しかし...あの体でなんでこんな動きができるの?というくらい
素早く、しかもスゴイパワー。あとで調べると、NFL出身、大卒で博士号を持
っているという。彼に対する興味は一気に上がった。
そして2002年、サップは快進撃を続けることになる。
8月のDynamite!では、当時PRIDEヘビー級チャンプで無敵の強さを誇って
いたノゲイラと対決。パワーボムや、マウントリバースなど、unbelievableな
パフォーマンスを発揮。試合には負けたものの、サップの株はさらに急上昇
した。
そして、極めつけは2002年のK-1WGP。当時K-1の主であり絶調に
あったホーストと開幕戦で対決。僕はホーストが、序盤のラッシュでスタミナ
が切れたところを、ローキックでなぶり殺しにして余裕で勝利する、と予想し
ていた。ところが...
まだ打撃系ファイトではビギナーだったビースト(この頃くらいからこれに
変わったと思う)は、やってしまったのだった、ホースト越えを。
序盤のラッシュで一瞬動きが止まった。そしてホーストのローキックを浴び、
万事休すと思ったその時、サップは復活し猛烈なビーストラッシュ。ホースト
はコーナーでサンドバック状態となり、そのまま沈んだ。
12月の決勝戦。ホーストは館長推薦で出場、リベンジ戦を行うことに。
今回は完全にホーストのペース。そして1R中盤、左ボディーでビーストダウ
ン!やはり前回の勝利はフロックか...
しかし信じられないことに、そこからビーストが復活。大逆転勝利を演じたの
だ。結局拳の骨折で準決勝を事態、そして優勝したのはホーストだったが
(あれだけの激戦をしておきながら優勝したホーストもスゴかった)、2002
年のK-1WGPはサップのためにあった、といっても過言ではない。

あの頃のサップには、ド根性ハングリースピリット、そして底知れぬ
ポテンシャル
が確かに存在していた。
しかしもうあの頃のような激しい彼にお目にかかることは、この先ないような
気がする。
“これからどこへ行こうというんだボブ・サップ?!

ハントが去り、これまでK-1を支えてきた不動のスーパースター、ホースト、
アーツ、バンナの力に顕著に衰えが見えてきている現状、新たなスターが
出てこないと、ほんとヤバイ。
そしてプロデューサー。ハッキリ言って谷川じゃあアカン。
こう思っているK-1ファンは多いはず。

             “石井館長復活!!!”

 ☆今日のPS:
   最近激しくトレーニングしているにもかかわらず、横っ腹の脂肪が
   取れない。
   やっぱ炭水化物の摂取量を減らさないとダメかな。
   でもご飯の量を減らすのは結構キツイ。
   来週から自分との戦いだ。

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