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2006年1月 9日 (月)

ホノルルマラソン

Honolulu_myphoto3朝起きてテレビをつけると、ホノルルマラソンの特番をやって
いた。
2005年大会の参加者は28,000人。みんなそれぞれに色んな
思い、決意、目標を持って参加しているんだろうな。

実は僕も2000年という区切りの年に、走ったことがある。
参加した理由は一つ、
 “自分に変化を起こすこと”
だった。当時毎日の仕事、私生活にマンネリを感じていて、ダラダラと刺激の
ない生活を送っていた僕にとって、何らかのきっかけが必要で、フルマラソン
を選択した。
とにかく自分を限界に追い込み、それを乗り越えることで何かが見えてくるよう
な気がしたからだ。

僕はもともと長距離走が大の苦手だったので、とにかく完走することを目標に
した。スターターは当時マリナーズのクローザーとして成功していた、大魔神
佐々木主浩投手。
とにかくゴールが遠かった...というのがまず第一声で、42.195kmの中で
天国と地獄を体験した。

10km地点。ダウンタウンの美しいクリスマスツリー、沿道の人たちの声援に
感動しながら意外と楽に到達。ラップタイムは1時間3分。
“よしっ、いける!” と思った僕はペースアップ、20km地点に1時間50分で
到達。スタミナはまだまだ十分で、“マラソンって結構楽しいじゃん!”と悠長
なことを考えていたのも束の間、突然悲劇は訪れた。
エイドステーションでちょっと止まったその時、左足の靭帯がピキっつときて走
れなくなってしまったのだ。
炎天下の中激痛と戦いながら残りの20kmを歩くのは、まさに地獄だった。
でもここでリタイヤしたらすべてがパーだ。
萎えそうになる心に何度も鞭打って、気合と根性でゴール。その瞬間思わず
天を仰いで大声でシャウトする自分がいた。

Honolulu_myphoto_ Honolulu_myphoto_

このフルマラソンで得たものは色々あったと思うけど、はきり言えることは一つ。
苦しいことや辛いことを乗り越える精神力と、前に一歩を踏み出す勇気と自信
だ。
もし日々の生活に行き詰まっている人がいたら、ホノルルマラソンに挑戦して
みては?今後生きていく上でのヒントが見つかるかもしれない。

ちなみにその後2001年6月のゴールドコーストマラソン(AUS)にも参加し完走。
こちらはクイーンズランド州主催の市民マラソンで、6時間きっかりで終了し、
ゴールが撤去されてしまうので(実際タイムオーバーで路頭に迷っている人が
たくさんいた)タイムに自信の無い人にはおすすめできない。

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